2010年08月26日

今敏監督

今敏監督が亡くなられたというニュースを知った。

一瞬、時が止まったような感覚を覚えるほどショックだった。

今敏監督の作品は、私の作品観、いや人生観に影響を与えて下さった。

『千年女優』を初めて見た時に感じた気持ちを今も忘れることができない。
ただはっきりと「私もこういう作品を作りたい」と感じた。
パプリカは初日に観に行った。
監督の舞台挨拶が聞きたかったから。
初めて見た今敏監督は、初日のお祝いに紹興酒を飲まれていたようで顔が幾分赤かったことを
覚えている。

壇上で話す監督を見て、私もいつか一緒に仕事をして、お酒を飲んでみたいなと
ぼんやり思ったことを覚えている。

しかし、それはもう叶わない。

東京に出てきて9年。
もうすぐ10年経つわけだけど。
色々なものに触れ、様々な人に出会い、様々な仕事をして…
なんだか自分は変わってしまったと、最近ハッキリと感じていて。
それに迷いを覚えつつも、それが普通のことであろうと思い込もうとしていた。

しかし、今監督の訃報を聞き。
監督の最後の日記をWEBサイトで読み。
(今公式HPはアクセスが殺到していて見られないので別サイトはコチラ

なんだか、自分はこのままではいけないと。
もっと自分の作品を愛さなければならないと。
流されてはいけない。書くのは自分なんだから。
その事に誇りを持ち、一つ一つの作品が自分の分身だと胸をはって言える仕事を
したいと純粋に思った。

ほんのちょっと前までは持っていた気持ちを、人はすぐ失ってしまう。

「いつか」はないんだと。
「今」やらなくてはいけないんだ。

会いたい人がいるなら、今会ったほうがいい。
会える自分になれる努力をしなくてはいけない。

そうハッキリ思った。

最近は正直ブログを書く気にもなれなくて、
本当であればこういう硬い文章はこのブログに相応しくないと
自分でもわかって書いている。

しかし、何か記述しておきたかったので書いておきます。
願わくば、私も死を迎えた時に
「あいつにしか頼めないホンがあったよね」
と誰かに言ってもらえる作家になりたい。

本当に本当に今監督の作品が好きだった。
今も大好きだ。

今監督の見ている極楽はどんな姿なのかなぁ…

心からご冥福をお祈りしております。

















posted by つぼふみ at 02:25| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>本当であればこういう硬い文章はこのブログに相応しくない

そんなことないと思います。
少なくとも、私はつぼふみさんの「芯」を垣間見ることができた今日の更新を読むことができて嬉しかったです。
Posted by 脂身のチャンピオン at 2010年08月26日 06:38
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